ドローンを飛ばすなら知っておくべき!飛行距離・電波が届く距離とは
「ドローンの飛行距離はどのくらい?」
「どこまで飛ばしていいのだろう」
このような悩みはありませんか?人が行けない場所までスムーズに飛行できる便利なドローンですが、飛行距離について知らないとトラブルや事故に巻き込まれるかもしれません。そこで、この記事ではドローンの飛行距離について詳しく解説します。
この記事を読むための時間:3分
ドローンの飛行距離は何km?どこまで飛ばしていいの?
ドローンがどのくらい飛行するのか分からないまま飛ばすと、途中でバッテリー切れになるなどのトラブルが起こる可能性があります。はじめに、ドローンの飛行距離について解説します。
種類によって違うドローンの飛行距離
種類によって飛行距離は異なりますが、200m~1,700m飛行できるドローンが多く、小型ドローンのほうが飛行距離は長い傾向です。種類によって飛行距離に差があるため、用途によって飛行距離の短いもの・長いものと使い分けると良いでしょう。
通信方法によって違うドローンの飛行距離
Wi-Fiやプロポ機(送信機)など、通信方法によってもドローンの飛行距離は変わります。スマートフォンのWi-Fiを利用する場合は約100m程の飛行距離ですが、プロポ機なら2~4km程飛ばせます。
申請なしでドローンを飛ばせる距離
申請なしでドローンを飛ばせる距離は、目視できる範囲での飛行のみです。目視できない距離までドローンを飛ばす場合は、事前に国土交通大臣への申請が必要です。そのため、2km以上飛行できるドローンを操作する場合も、申請しないなら200~300mまでしか飛ばせません。
ドローンをWi-Fiにつないで飛ばすときの注意点2つ
ドローンはスマートフォンのWi-Fiにつないで飛ばせますが、その際に注意するべきことが2つあります。
- 飛行距離が短い
- 電波干渉を受けやすい
飛行距離が短い
飛行距離が短いので、Wi-Fiを利用するのは近場で操作するときにしましょう。ドローンをWi-Fiにつないだ場合、飛行距離は100m前後です。ドローンと上手く電波を送受信できない場合があるため、遠くまで飛ばすと電波が届かず墜落する恐れがあります。
電波干渉を受けやすい
電波干渉によって操作不能にならないように気を付けましょう。Wi-Fiの電波や電話・無線LANなどの周波数が似ているため、電波干渉を受けやすいです。近くに電波塔やアンテナがある場所で、Wi-Fiを使ってドローンを飛ばすのはおすすめしません。
ドローンの飛行環境に関する注意点2つ
次に、ドローンの飛行環境に関する注意点を紹介します。
- 障害物があると電波が届きにくくなる
- 強風だとバッテリーの消耗が早くなる
障害物があると電波が届きにくくなる
ドローンは、周辺に障害物があったり風が吹いたりすると、電波が届きにくくなります。500mの飛行が可能なドローンでも、障害物があると500mも飛ばないケースが多いです。
強風だとバッテリーの消耗が早くなる
強風の中ドローンを飛ばすと、バッテリーの消耗が早くなります。通常の飛行でも多くのエネルギーを使うドローンは、強風の中でバランスを保とうとするだけで更に多くのエネルギーを消費します。
ドローンの飛行距離以外に気を付けるべきこと
最後に、ドローンの飛行距離以外に気を付けるべきことを紹介します。
- バッテリー切れに注意する
- 距離だけでなく高度にも注意する
バッテリー切れに注意する
ドローンの飛行中にバッテリー切れにならないよう注意しましょう。強風だけでなく、気温が低い日や機体が重い場合もバッテリーの消耗は早くなります。ドローン本体の重さや操作する日の天候を確認し、途中でバッテリー切れにならない飛行計画を立てましょう。
距離だけでなく高度にも注意する
ドローンを飛行させるときは、距離だけでなく高度にも注意しましょう。なぜなら、航空法による高度の制限がある・高度が高いとバッテリーの消耗が早くなるためです。
ドローンの飛行距離を理解して飛ばしてみよう
ドローンの飛行距離は、種類や通信方法によって異なります。飛ばす日の気温や環境などによって、バッテリーの消耗が早くなる場合もあります。ドローンの飛行距離を理解し、事前準備をしっかり行ってからドローンを飛ばしてみましょう。