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ドローン点検とは?ドローンを使用して行う点検の種類5つを紹介

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道路を点検するドローン

 

農業、警備、測量など、様々な分野で活躍するドローンは、実は私たちの身の回りの建造物の点検にも活用されています。時間の経過に伴い老朽化が進むビルや橋、道路などの安全性を保つためには、日々の点検が必要不可欠ですが、小さなドローンで巨大な建造物を点検する方法は一体どのようなものでしょうか。

 

この記事では、ドローンを活用した点検の方法や、ドローンで点検可能な建造物の種類を紹介します。

この記事を読むための時間:3分

ドローン点検とは?

ビルや橋、トンネルなどの建造物は一度建ててしまえば終わりではなく、定期的な点検が必要になります。しかし、点検には不安定な場所で足場を組んだり、その建造物を一時的に使用禁止にするなど、人的・時間的・経済的コストがかかってしまいます。

 

このような問題を解決するのが、ドローン点検です。赤外線カメラやサーマルカメラを使って、建造物の欠損の診断を行うために活用されます。特に、近年では老朽化が進む建造物が多くなっており、ドローン点検の需要がとても高まっています

ドローンでできる点検の種類

ドローンは、足場を組みにくい高所など危険な場所での点検や、人間がするには膨大な労力がかかる広範囲に及ぶ点検に向いています実際に、ドローンは私たちの生活と密接な関係がある道路、太陽光パネル、トンネル、ビルなど、多くの建造物を点検するために使われています。ここでは、その中でもいくつかを紹介します。

道路・高速道路

日本中に張り巡らされている道路や高速道路の点検には、膨大な量の作業員と時間を要します。また、従来の方法では、点検中はその道を通行止めにするため、多くの人々の生活に影響を与えてしまいます。しかし、ドローンを活用する場合、短時間で点検を済ませることができます

太陽光パネル

太陽光パネルは、自然に優しいエネルギーとして人気が高く、大規模なメガソーラー発電所だけでなく、個人の家にも設置されるようになりました。雨風にさらされる環境にある太陽光パネルのメンテナンスは非常に重要であり、特にメガソーラー発電所では、2017年から点検が義務付けられるようになりました。

 

しかし、発電所には膨大な量のパネルや高い位置にあるパネルがあり、一つ一つ目視で点検するのは大変です。そのため、温度差による異常を検知するために、サーマルカメラと光学カメラを搭載しているドローンを使って、安全かつ効率的に点検を行うことができるようになりました

橋梁

橋梁は、5年に1度の点検が義務付けられていますが、建造物の形状や建設されている場所の関係上、点検するのに難所が多いのが特徴的です。また、作業員の危険を伴うだけでなく、橋を通行止めにしたり足場を組むのに膨大なコストがかかるなどの問題がありますそのため、地上からの操縦によって高所に位置するものを点検できるドローンは、橋梁点検に重宝されています。

工場・プラント施設

煙突などの高い建物や、入り組んだ複雑な構造を持つ工場やプラント施設は、ドローン点検のメリットが大いに発揮される場所です。特に、このような建築物は劣化することで人体や環境に害を及ぼす可能性があるため、定期的な点検が必須となります。

マンション・ビル

雨風にさらされて紫外線を受け続ける外壁の老朽化は、塗装がはがれるだけでなく、ひびが入ったりして建物の強度を弱めてしまう原因となります。そのため、定期的な点検が必要ですが、赤外線カメラやサーマルカメラを搭載したドローンが、マンションやビルなどの高層建築物の外壁点検に役立ちます

まとめ

上空で自由に動き回れるドローンは、高所に位置するものを点検するために必要不可欠な存在となっています。天候の影響やバッテリーの持続時間など、まだまだ解決しなければならない課題はありますが、時間的・金銭的・人的なコストを削減しながらもより精密な点検ができると言われているドローン点検は、今後ますます普及していくものと思われます。

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