ドローンは危険性を理解して導入しよう!対策して安全に使う方法
ドローンを操作する人や導入する企業が増える一方、事故も増えています。何も知らずにドローンを操作すると、法律違反になる可能性があるので注意が必要です。しかし、ドローンを導入する前に危険性を学んでおけば、安全に使えますよ。そこで、この記事ではドローンを導入する際の危険性や実際に起こった事故などを紹介します。
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ドローンを導入する際の危険性
まずは、ドローンを導入する際の3つの危険性を紹介します。
- 不正アクセス
- 物理的接触による事故
- 法律違反
不正アクセス
コントローラーや機体との通信に不正アクセスされると、情報漏洩する危険性があります。例えば、企業が商品開発や調査に使ったドローンの情報が漏れた場合、大きな問題になります。不正アクセスされないためには、ドローンのファームウェア(ソフトウェア)をこまめに更新する・ウィルス対策ソフトを入れる、などの対策をしておきましょう。
物理的接触による事故
ドローン単体の墜落事故や、物や人に衝突する事故が起こる場合もあるでしょう。また、プロペラに接触する事故の危険性もあります。ドローンのプロペラは高速回転しているため、触れるだけで危険です。
法律違反
ドローンを操作する際、航空法・小型無人機等飛行禁止法・道路交通法に違反する可能性があります。知識がなかった場合でも、違反すれば罰せられるため注意が必要です。以下の場所での飛行は禁止されているため、ドローンを飛ばす際に当てはまらないかチェックしておきましょう。
- 空港の周辺
- 人口集中地区の上空
- 150m以上の高さの上空
- 公道や公園
ドローン導入で実際に起こった事故例と対策
次に、実際に起こったドローンによる事故と対策を紹介します。
- 電波障害による人身事故
- 高度不十分による建物への墜落
- 事故を防ぐ対策
例①電波障害による人身事故
工事現場を空撮中に電波障害が起こり、地上にいた男性作業員の頭に墜落した事故があります。男性はヘルメットをかぶっていましたが、顔や頭に怪我をしたそうです。
例②高度不十分による建物への墜落
肥料散布のためにドローンを飛行させている途中、高度不十分により建物へ墜落した事故もあります。ドローンと建物の距離を十分に取っていなかったことが、原因の一つだそうです。
事故を防ぐ対策
事故を防ぐには、以下の対策をとりましょう。
- あらゆる事故を想定する
- 飛行範囲内に障害物がないか確認する
- 操作に慣れても気を抜かず、建物や人との距離感に気をつける
ドローンを導入するデメリット2つ
ドローンを導入すると作業効率化の期待できますが、デメリットがあります。
- 導入費用がかかる
- 事故が起きる可能性がある
導入費用がかかる
1つ目のデメリットは、導入費用がかかることです。ドローンの購入に数十万円~数百万円かかるほか、操作のために通うスクールや資格取得、外部からのコンサルティングなどの費用がかかります。
社内・社外で事故が起きる可能性がある
2つ目のデメリットは、社内・社外で事故が起きる可能性があることです。危険性を理解して対策すれば事故を防げる場合もありますが、100%事故を起こさずに利用できる保証はありません。
ドローンを導入するメリット3つ
ドローンを導入するデメリットがある一方、メリットもあります。
- 人件費を削減できる
- 社員が危険な場所で作業する機会を減らせる
- 点検作業や在庫管理の効率化を図れる
人件費を削減できる
1つ目のメリットは、人件費を削減できるところです。初期費用はかかりますが、これまで従業員が行っていたことをドローンに任せれば大幅にコストを削減できます。
社員が危険な場所で作業する機会を減らせる
2つ目のメリットは、社員が危険な場所で作業する機会を減らせることです。高所での作業や危険物を扱う建物での作業などをドローンに任せれば、社員が危険な目に合わなくて済みます。
点検作業や在庫管理の効率化を図れる
3つ目のメリットは、点検作業や在庫管理の効率化を図れるところです。広い敷地の点検作業や在庫管理を社員がする場合、時間と労力がかかります。しかし、上空を飛行できたり撮影できたりするドローンを使えば、点検作業をスピーディーに行えます。
ドローン導入には危険もあるが、対策すれば大丈夫!
ドローンを導入すると、不正アクセスや事故、法律違反などの危険性があります。しかし、事前に危険姓を理解して対策すれば問題ありません。ドローンを導入して作業が捗るケースは多いので、危険性を理解して前向きに導入を検討してみましょう。