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漁業を効率化!ドローンを活用する方法とメリットまとめ

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ドローンを使用している漁業地帯

 

趣味やビジネスなど幅広いシーンで活躍するドローンですが、漁業の発展にも一役買っていることをご存知ですか?この記事では、漁業の現場でドローンを活用する方法やメリットについて解説します。ぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

ドローンの活用は漁業の生産性向上に繋がる!

近年では漁業者の人口が減少傾向にあります。そのため、少ない人数で毎日の仕事をこなすために、業務効率化を課題としているのが現状です。そこで漁業の現場にドローンを取り入れて、業務効率化を目指す動きが目立ってきています。

 

ドローンといえば、飛行しているイメージが強いですが、近年では水中を撮影できるドローンも人気です。これまで水中を撮影するとなると、生身の人間が水に潜って行っていました。しかし長時間の潜水は、さまざまなリスクを伴います。しかし水中ドローンを使用すれば、人が水に入らずに撮影ができるというメリットがあります。また、海や養殖場の様子を見るために空中ドローンを使えば、広い範囲を監視するのに役立ちます。

 

現在は、漁業の現場でも少しずつ水中・空中用ドローンの活躍の幅が広がっている状況です。

漁業の現場で使用されるドローンの種類

ここでは、空中ドローンと水中ドローンについてそれぞれ解説します。

空中ドローン

空中ドローンとは、プロペラを搭載した小型の航空機です。その大きさや性能はさまざまで、ビジネスや趣味など用途によって使い分けます。手軽に趣味として始められる100g未満のトイドローンや、高性能カメラを載せた空撮ドローン、建設業や農業などに使用される産業用ドローンなど、種類豊富です。

水中ドローン

水中ドローンとは、水の中に潜って移動しながら撮影等ができる小型無人潜水機のことです。操縦士は、船や陸の上から遠隔操作を行います。日本内の市場では、ビジネスとしての利用が大きな割合を占めており、漁業だけではなく海洋土木や水難救助、船舶の点検など、幅広い分野において今後の大きな期待を集めています。

漁業の現場でドローンを活用する方法

ここからは、漁業の現場でドローンがどのように活用されているかを解説します。

【水中】網の点検・漁獲量の予測

水中に沈めている網の点検や、魚がどれだけ掛かっているかを確認するために、水中ドローンが役立ちます。網が破れていないかなどの点検は、従来、人が水中に潜って確認していました。しかし、水温の低さや長時間の潜水による身体の負担を考えると、非常に厳しい作業です。しかし、カメラ付きの水中ドローンを陸や船から操作すれば、網の破損箇所や網の中の状態を安全に確認できます。

【水中】生け簀のメンテナンス

魚の養殖を行う生け簀のメンテナンスにも、水中ドローンが活躍します。養殖魚の健康状態を確認したり、生け簀の深い部分の状況を見たりなど、これまで人が潜らないとできなかった作業の効率化が可能です。また、ロボットアームを搭載したドローンを使用すれば、生け簀内のゴミや魚の死骸も拾えます。

【空中】海や養殖場の様子の確認

空中ドローンで広い範囲を見ることができれば、海の様子をチェックでき、予期せぬトラブルに柔軟に対応できます。また、海鳥のいる場所を探知できるため、魚の集まる場所を容易に見つけられるでしょう。

 

また、大規模な養殖場で漁業を営んでいる場合、赤潮や水カビなどの発生に気付くのが遅れてしまうと、事業に深刻な被害を与えてしまいます。しかし近年では、ドローンで空撮した映像を解析することで、いち早く水質異常を発見できる技術が開発されました。漁業者へのダメージを最小限に抑えるためにも、養殖現場での活躍に期待が高まっています。

まとめ

この記事では、漁業の現場でドローンを活用する方法やメリットについて解説しました。海の上からはもちろんのこと、水中ドローンを用いて毎日の仕事を効率化している漁業者が増えてきています。ドローンを上手に取り入れて漁獲量を増やし、漁業従事者の減少問題に打ち勝っていきたいですね。

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