熊本県林業DX推進事業を行っています

（林道災害における実証事業）

2024年10月28日に、熊本県林業推進課の

「林道災害の初動における課題」をドローンで実証を行いました。

現在、林道災害は災害の有無に関わらず豪雨後は全路線の災害調査が必要です。

同一路線での被災箇所が多いと車が進入できない場所からは、職員の足で調査

を行い、膝まで土砂に埋もれることもあります。

また、林道という狭い場所でのUターンなどはできず車は何キロもバックで後退

するなど、すべての作業が危険と隣り合わせの状況となっているのが現状です。

ようやく調査を終えても、ポールとメジャーで測定したアバウトな測定結果を

紙にメモし、それを報告書に書き込む作業、デジカメで撮影した画像を選別して

貼り付ける作業など、内部での業務負担もかなりのもの。

国へ提出する被害確定報告は一ヶ月が目安となっており調査すべてを一ヶ月以内

に終わらせるという過酷な労働環境

ドローンを活用することで林道災害調査の初動を迅速に行い

申請や検査・監査などすべての業務が効率化されると、もっと林業の本質的な

問題の解決になると思います。