ドローンの維持費はどのくらいかかる?費用目安や注意事項をご紹介
ドローンを購入するにあたって、「機体の価格はわかるけれど維持費はどのくらいかかるんだろう…」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。精密機械であるドローンは、メンテナンスや保険など、本体の購入費用の他にも目に見えない費用がかかります。この記事では、ドローン購入後にかかる維持費の種類や目安、その他にかかる可能性のある費用についてご紹介します。
この記事を読むための時間:3分
ドローンにかかる維持費は大きく分けて3つ
ドローン購入後にかかる維持費は、大きく分けて下記の3つです。
- 点検費用
- 修理費用
- 保険料
それぞれについて詳しくご紹介します。
点検費用
ドローンの定期点検は義務ではないものの(一部の産業用ドローンを除く)、安全に運用するためにも年に一回程度点検およびメンテナンスを受けることが望ましいです。定期的に点検することで、劣化している箇所を事前に発見できるため思わぬ事故を未然に防げます。
修理費用
ドローンはどれだけ安全に配慮しても墜落や事故の可能性はゼロではありません。事故やトラブルによって故障した際には、当然修理費用がかかることになります。また、経年劣化する部品については交換が必要になることもあるということを覚えておきましょう。
保険料
ドローンは空を飛ぶため、事故の危険と隣り合わせです。そのため、万が一に備えて保険に入っておけば、安心して楽しむことができるでしょう。ドローンの保険は、機体保険と賠償保険の2種類があり、必要に応じて補償内容を設定することができます。
ドローンの維持費目安
ドローンの維持費用は、所持している機体や状況によって大きく異なります。例えばプロに依頼する定期点検に出すのであれば、機体によって5,000円~30,000円程度。修理費用は修理箇所や内容によって大きく異なり、数千円から数万円が一般的です。保険に関しては、こちらも選ぶ内容によって差がありますが、数千円から高いものでは15万円というものまでさまざまです。
必須ではないがスクールに通う場合は受講料もかかる
維持費とは少しニュアンスが違いますが、ドローンに関する知識や基本的な技術、法律などの知識を学ぶためにドローンスクールに通う人もいます。ドローンスクールに通う場合は当然受講料がかかりますが、こちらも内容によって金額に幅があります。
一般的に多い価格帯としては、10万円~40万円程度。資格取得や、ビジネスで使用する特殊なスキルを学ぶコースなどは受講費用が高くなる傾向にあります。
購入時にはメーカー保証もチェックしよう
これまでご紹介したように、ドローンには機体購入費用の他に様々な維持費がかかりますが、購入時についてくるメーカー保証を利用することで維持費を安く抑えられるケースもあります。例えば大手メーカーであるDJI社が提供している「DJI Care Refresh」は、故障した時に少ない負担で新品交換ができたり、紛失保証が受けられたりする有償保証です。
また、同じくDJI社のドローンは購入後登録することで1年間の無償附帯賠償保険がつけられます。すべて自分で負担するよりも大幅に費用を削減できるので、ドローン購入時にはどのようなメーカー保証があるかチェックすることをおすすめします。
産業用ドローンの場合は維持費が高くなるので要注意
農業用ドローンなどの特殊な産業用ドローンの場合は、一般的なドローンよりも維持費が高くなる傾向にあるので注意が必要です。また、機体によっては購入時にライセンス取得が必要であったり、定期点検が義務付けられているものもあります。産業用ドローンの購入を検討している場合は、事前に必要事項を確認しましょう。
ドローンはアフターフォローが充実しているメーカーを選ぶことも大切
ドローンは買って終わりではなく、定期的な点検やメンテナンスが必要な精密機械です。ドローンを購入する際は、どの程度のアフターフォローが受けられるのか、国内にサービス窓口はあるのかなども含めて慎重に選ぶことが大切。トラブルを避けるためにも、ある程度有名なメーカーの商品を正規ルートで手に入れることをおすすめします。
前の記事へ